「ホントに続きがあったんだ!
俺のオーディオ・俺ならこう組む!
連載コラム第二弾」
さてさて、聡明な読者様諸氏におかれましては、
待ちくたびれた感に打ちのめされた、もしくは、
そんなのあったっけ?感に
思わぬ喜び(?)を感じておられるコトでしょう。
そうなんです。
ホントに続きがあったんです。
まぁ、正確には続きというワケではなく、
どこから読んでも理解のできる、
一話完結型の読者に優しいスタイルだったりします。
そんなやさしさに満ち溢れた、
消去法担当者の堺店店長・修ちゃんがお贈りします、
めくるめく官能のカーオーディオの世界をご堪能ください。
ええ。
ここまでいつもの「大げさスタイル」です。
「ホントに続くよ」と言いながらも、書いた中の人自身が
実は一番、「ホントに続くのか・・・」と不安に思っていましたが、
これがまた、何故かわりと読み物として好評だったコトもあり、
ここはやはり調子に乗っておかなければなるまいて、
否
乗る。
前回のコラムでは、妄想・理想・現実、と
3段階に分けたユニットチョイスを提案させてもらいました。
「現実」とはいうものの、やっぱりそれでも高額なのは否めませぬ。
それこそ、ホームオーディオと比較すると圧倒的なまでの
コスパの低さってのは覆しようもない事実。
手持ちのノートPCをUSBDACに繋いで、
ちょっとしたアンプとスピーカーがあれば、
あらビックリ。
うん、これでいいんじゃねって音が楽しめちゃうんです、ホームなら。
勿論、拗らせちゃったらカーの比ではありませんが。
いずれにせよ、拗らせちゃった人でも、それはそれで幸せです。
そこまで夢中になれるナニかを見つけたんですから。
その点は、カーでもホームでも違いはありません。
カーオーディオにおけるコスパの悪さは、
ユニットの構成と、それにまつわる諸問題があると考えます。
いろんなトコロで何度も繰り返して伝えてきましたが、改めて。
ホームのユニットは、基本的に「完成された商品」として販売されています。
代表的な例がスピーカー。
どんなスピーカーでも、全てがエンクロージャー&ネットワークありきで
設計・開発されています。
つまり、「ユニット&ネットワーク組み込み済みエンクロージャー」の
完成した商品なんです。
メーカーとして、このままで鳴らせば基本的にまともな音が聴けちゃうよ、とお墨付きなワケです。
アンプやケーブル、それこそ部屋の組み合わせ等で色々ありますが、
商品としては完成されているワケです。
ところがです。
カーの場合はそれって実際どうなのか?っていうと、
ご存じのように、トゥィーター・ウーファー・ネットワーク(場合によってはスコーカー)と
ユニットだけで構成されているのです。
ユニットそのものは、勿論まともな音がでるように作られていますが、
ぶっちゃけ、商品としてはまるで未完成なワケです。
もうちょっと言っちゃうと、
「メーカーとしてはユニットには責任持つけど音には責任持たないよ?」
と言ってるようなモノです。
ちょいとばかり盛ってはいますが、実際、それに近い状態です。
ホームでは
完成品を組み合わせてより高みを目指す
カーでは
未完成品をインストーラーが完成品にまで昇華する。
あ、なんかインストーラーの方がカッコイイように書いちゃってますが。
取り付けや調整が、音質の半分以上を担っていると言っても過言ではありませぬ。
いや、僕自身がそのレベルなのかは、一旦置いとくとして。
実際問題、取付にまつわる工賃や加工費用も余分にかかっちゃいますからね。
そんな理由も含めて、カーオーディオはホームに比べてコスパは悪くなっちゃいます。
でも。
例えコスパが悪かろうとも、カーオーディオに拘るのは、実に楽しい。
ホントに楽しい。
ジャンルはなんでもイイんです。
メタルでもポップスでもアニソンでもジャズでもオケでも。
なんでもイイんです。
大好きなアーティストが、
自分のためだけに目の前で歌ってくれるんです。
自分のためだけに目の前で演奏してくれるんです。
それがいつでも好きな時に味わえるんです。
これが楽しくないワケがないですよ。
聞ければイイ。
それもわかります。
でもね。
騙す気は毛頭ありませんが、騙されたと思って一度体験してみて欲しい。
コスパだけでは割り切れない世界がそこにはあります。
GO TOイート!も、GO TOトラベル!もイイんですが、
GO TOインストール!!も是非お願いします。